スパイスの香りとチョコレートのような口当り。
黒糖のような後味の重くない深炒り。
NO.6
W cracking Deep
絶妙火入れの合図
東日本1エリア 店長 小野愛輝
パチパチッ、パチパチッ!
深炒りができあがる合図、
第2クラックをじっくり待って、
しっかりと豆に火を入れる。
深い香り、ガツンとした苦み、柔らかな酸み
黒糖のような甘さの余韻が生まれる
W cracking Deep
コーヒー豆を焙煎していると聞こえてくる
パチパチという音(クラッキング)。
1回目は甘みや香りが立ち始めた合図、
2回目が鳴ると、深炒りに到達した合図です。
これがダブルクラッキング。
それ以上火を入れると炭になってしまう、寸前のところです。
しっかり焙煎された豆は、苦みが強く、酸みは少なめ。
香ばしく甘い余韻を残します。
絶妙な火入れが起こす、コーヒー豆の美味しい変化です。
深い味わいをつくる
火入れとブレンド
「W cracking Deep」は、酸みが柔らかで、ビターチョコのような苦みとナッツを感じさせる香ばしさが特徴のブラジルと、フルーティーな風味や甘さを感じさせ、やわらかな苦みとコクが特徴のコロンビアを中心にブレンド。ダブルクラッキングに達するまでしっかり焙煎することで、 バニラなどのスパイシーな香りやなめらかなコク、チョコレートのような風味を感じられる深い味わいを表現しています。ブラジルのガツンとした苦味と、コロンビアの丸みのある酸みや芳醇な甘さが絶妙なバランスを生み出していて、しっかり苦いけれど重くはない、香ばしさが感じられて甘い余韻が心地よいコーヒーです。
酸みは苦手、苦いのが好きだけどあまり重たいのも嫌という方や、ミルクを入れて飲みたい方におすすめしたいですね。
「W cracking Deep」の魅力を
存分に引き出すには
クリーミーな味わいや深炒りやビターの味わいがお好きな方なら、まずはブラックで飲んでいただきたいですね。バニラやスパイスの味わいが魅力で、ミルクとの相性も抜群のコーヒーなので、まずはブラックで飲んでいただいてから、ミルクを入れるとよりまろやかな味わいや風味が感じられます。冷たい牛乳か、やや温めた牛乳が合うと思います。ミルクを入れすぎるとコーヒーの味わいや風味がやや弱くなってしまうので、カフェオレほどミルク多めではなく、コーヒー3対ミルク1くらいの割合がおすすめです。
豆の挽き方は中細挽きにして、ハンドドリップで丁寧に淹れていただくのがいいと思います。より深炒りの豆の苦味や旨味をガツンとお楽しみになりたいなら、フレンチプレスで。(個人的にはフレンチプレス派です)豆本来の味わいが出ると思いますので、ぜひトライしてみてください。
さらに味わいを楽しむ
ペアリング
コーヒーにその風味がしっかりあるので、チョコレートやチョコレートがかかったケーキは非常に合いますし、クッキーなどももちろんいいですね。
甘めなチョコと苦みのあるチョコというように、違った味のチョコレートで比べてみることでも新しい味の発見ができると思いますので、ぜひお試しください。個人的には甘いチョコレートよりもカカオ70%や80%のビターチョコの方がおすすめです。カカオのビターとコーヒーのビターが相乗効果を発揮して、抜群に美味しくなりますよ。健康を意識してコーヒーを飲む方もたくさんいらっしゃいますし、カカオ多めのチョコレートとコーヒーのポリフェノールは、健康を意識したシニアの方にもぴったりではないでしょうか。
こんな時、こんな方に。
お店へもぜひどうぞ
朝起きてすぐでも良いのですが、カフェインが強めでかなり濃いので、お昼過ぎくらいの休憩タイムがベストだと思います。食事の後に楽しむコーヒーとしてお考えください。夜寝る前は避けたほうがいいかなと思います。
しっかり苦みはありますが、新しい感覚でブレンドをしているので、重すぎず癖があまりないコーヒーだと思います。飲みやすいコーヒーですので幅広い方々に飲んでいただきたいですね。私は深炒りとしてはこの豆が一番好きです。ご来店いただけましたら、コーヒーに合わせたデザートなどのおすすめもご紹介いたします。飲み方提案やコーヒーのうんちくもたくさんありますので、ぜひどうぞ。また「W cracking Deep」を飲むときのコーヒーカップは、やや小ぶりのサイズがいいと思います。お店では柳宗理さんデザインのコーヒーカップでお出ししておりますが、このカップは購入することもできますので、ぜひお家でもお店と同じもので味わってみてはいかがでしょうか。
W cracking Deep
- LIGHT
- MEDIUM
- DARK
バニラやスパイスの香りとクリーミーな
チョコレートのような口当り。黒糖のような後味。
- 酸味
- 2
- 苦味
- 5
- コク
- 3